■8/26「イン歯ー」出版記念対談&サイン会
ねんそ氏は新宿から中央線に乗り込み、お茶の水駅から神保町は三省堂自遊時間店内上島珈琲店へと足を運んだ。後ろの方に席取ればどんな方々が来ていたのか観察出来たものを生未映子を間近で見たい!との欲求が勝ち、ねんそ氏は関係者席(最前列)の後ろに席を構えた。望む望まないに関わらず観察される位置に座ったともいえる。某所からの情報によると中原昌也、大森望、円城塔、穂村弘が会場に来ていた模様。(…よく顔分かるよね)入口でもらったアイスコーヒーを啜りながら会場を見渡すとなんでか目が合う人がちらほらり。さり気なく見たつもりなのに何故?とねんそ氏は首を傾げた。(←自意識過剰だろ) 未映子女史とトヨザキさんがそろって登場。席が真ん前過ぎて編集者さん?の肩越しに未映子女史を見る形になってしまったねんそ氏は失敗した!と心の中で呟いたという。まあそれはともかく。良いか悪いかは別としてねんそ氏はそんなに深く読み込みはしない方である。面白いものは面白いし、つまらないものはつまらない。感想なんて突き詰めればそれで充分だろ。とそんな風に思っているのでトヨザキさんや話の途中に出てきた日付を足すと全部28で永久歯の数と同じ云々…読者の数だけ様々な解釈があっていいと思っているねんそ氏ではあるが、正直、関心するのと同時に理屈付けがないと楽しめない方々なのかしらんとか思ったりもした。面白いことをいかに他者に伝えるかって仕事であるならそれを消化し煎じ詰めて自分の言葉として再構築する作業ってのは当然といえば当然なのだけど。でも読み込むのはいいけど何でもかんでも関連付けしていってしまうのは病気ですよ。(や・歯の話であるが故に作者が意図しない部分での一致っていうのはスゴイことなのかも。…神は細部に宿るって言うし)と、そんな事をねんそ氏は思ったりした。対談は進み、削った部分にはシベリアとスプートニクが出てきていたり、小学2年生でしかもロボコンで仮の宿を認識する女史に驚き、偶数キライ発言にちょっとショックを受け(ねんそ氏の誕生日は2/24)、IT○君に嫉妬してみたり舞い降りるシーンは窪塚君…多和田葉子「ゴットハルト鉄道」町田康「獅子舞」はチェックだなと脳内にメモを残した。そして舞い降りるシーンの朗読ではその声の響きにうっとりとし(ポッドキャストでのうpは大いに期待)、短い時間ながらかなり濃い内容で原作者がなるほどそう考えていたのかと理解する(したつもりの)機会になったのは参加した意味が充分あったなと思った模様である。 形而中であるとこの今この瞬間! 未映子女史とは酒でも酌み交わしつつ一度ガチで話してみたいです。や・こちらは語らず一方的に話を聞いているだけで満足ですが。不特定多数の、ではなく俺だけに向けて発せられているその言葉ってだけで充分至福のひととき!みたいな、ね。まーありえないよなー… 悶々だぜ。 あ・そだそだ。iTunes Storeで未映子女史の曲が買えるようになっているのでまだ歌を聴いたことがないって人は是非ドゾ。シングルB面の「世界なんか私とあなたでやめればいい」「オレンジの火」とかはアルバムに収録されてないからそれも要チェックですよ。→[iTS] あ・因みに最後のシーンのお母さんの方が「わたし」かと思ってました。てへ。
by phlogiston-76
| 2007-08-30 22:10
| DIARY
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